博多湾の貧酸素化の問題

 今朝の西日本新聞1面に、博多湾「貧酸素化」くぼ地 水質改善へ埋め戻しと言う記事が載っていました。

この件は昨年も西日本新聞で取り上げられていたような記憶があります。

記事の骨子をかいつまんで要約すると、
よかとピアの際に百道浜、姪浜を埋めるのに室見川の河口域から土砂を採掘したために海底にくぼ地が出来て、毎年夏を中心に水の循環が滞り、下水処理水などに含まれる有機物がたまりやすく、水質が悪化しやすくなるとのことだ。

それがために、有機物をバクテリアが分解するために酸素を消費し、海水の酸素が不足するのだそうだ。

その貧酸素化した海水がくぼ地からあふれて周辺部の貝などが死滅する影響も出ているために、国交省の九州地方整備局が、今月中にもくぼ地を埋め戻す工事を始めるらしい。

「その土砂はどこから持ってくるのか?」というと、博多湾の中央航路の拡幅事業の浚渫土砂を利用するらしい。

素人考えですまないが、中央航路の拡幅事業で浚渫したところが、今度は貧酸素化するということはないのだろうか?

何回か記事に書いたが、20年ほど前に朝日丸と言う船で沖防の赤灯台に渡っていた今時期に、一段低くなっているフラットなところでおびただしい3〜4センチのカレイの稚魚を良く見ていた。

その当時の博多湾はカレイの宝庫だったと言っても良いほど、冬場は良く釣れたものでした。

決定的にいなくなったのは、人工島の埋め立てが始まってからだ。

カレイもアイナメも激減し、今年の冬はハゼすらも釣れなかった・・・。

博多湾内の海底を掘り繰り返し、もぐら叩きの様にアッチが悪いから、コッチが悪いから、・・・・なんてやっても到底もとの状態に戻るとは思えない。

浚渫工事によって魚のエサとなる生物の生態系が破壊されるのは必至だから。

先日お会いしたチヌ釣りの若者も中洲付近の那珂川の工事が始まって、すっかりサカナがいなくなったと
こぼしていました。

因果関係は我々釣り人には解明しがたいし、したところでどうなるものでもない。(笑)

「メバルが釣れないから、那珂川の工事を中止せんかい!」だとか、
「防波堤にカラス貝がつかないから、工事をやめんかい!」などとマジで工事関係者に言ったところで、
「はあ?・・・・・・・・・・・」などと言われて、、つまみ出されるのがオチですよね?

「あんたら行政事件訴訟法で訴えてやる!!」と、わめいたところで「訴えの利益」を考慮しても、
「博多湾の湾奥にメバルが戻ること」が「訴えの利益」とは到底思えん。(笑)
ましてやカラス貝が防波堤に付こうがが付くまいがメイタ〜チヌ釣りをしない方にとっては、どうでも良いお話だ。

無主物先占で最高裁まで争そった有名な「たぬき事件」よりもひどい内容になりかねない。(笑)

東京地裁の裁判官も舌打ちしながら「こんなことが訴えの利益になるか!!」とばかり、訴えを却下するのがオチだろう。(笑)

「メバルが釣れなければ、ほかの魚を釣れば良いだけじゃ〜、ありませんか?」などと、言われると
「そうですよね」なんて、言ってしまいそうだ。

水質汚濁と魚の減少の因果関係を特定するだけでも難しいお話です。

我々釣り人は、どこで何が起ころうとも、今ある海の状態を甘受して釣りをするしかいたし方ありません。

アーメンなのでございます。

posted by ジャズフィッシュ at 09:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 福岡近郊の釣り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
いつまで、嫌われるタバコ吸ってるんですか? 禁煙治療薬チャンピックスが一番安く・早く手に入ります!