魚拓について

 30代の頃、釣った魚の魚拓を良くとっていました。

自分の釣ったものだけではなく、釣り仲間が獲ったサカナの魚拓もよくとっていました。

まあ、良い想い出にはなります。

ところが、魚拓をとるということはかなり難儀なことです。

早起きして釣りに出かけ、クタクタになって帰宅してからサカナを洗ってから墨を筆で塗ります。
特に重要なことは、目には勿論墨を入れませんし、ヒレには墨を多めにつけるのがキモです。

最初は半紙などでしていまして、次に障子紙なども使いましたし、最後に落ち着いたのが木綿のさらし。

紙ですと、丸みがあるサカナの細部にまで紙を貼り付けることが難しいのですが、
サラシを使うとそれこそ簡単にできます。

仕上がりを考慮して、サカナは顔を右向きにして墨を塗っていきます。
出来上がった魚拓の頭が左向きになるようにです。

魚拓に書くことの様式など本来何も決まっていません。

誰が釣ったのか、どこで釣ったのか、大きさ、重さそれに現認者、年月日ぐらいを書いておけば事足りますが、
何でも構いません。

たとえばルアーであればどのルアーで釣ったとか・・・・。
何時何分につれたとか・・・・。

他人のために魚拓をとるわけでもないので、情報は好きなだけ書き込んでも構いません。

あまり文字が多いと、なんかの「能書き」みたいで嫌になりますから、ほどほどが良いようです。
なんにしても程々が良いですね。

また、マダイなどは朱墨汁を使って魚拓をとると「おめでたさ」がアップいたします。

人によって、そのときの状況によって「おめでたさ」は違います。

以前私は、釣り仲間が釣った28センチのメイタの魚拓をとったことがあります。

ほとんど釣りをしたことがない方で、初めて釣れたメイタに感動していましたので、魚拓をとることにしました。

その方は、額に入れて今でもリビングのテレビの上に飾っています。

それを見るたびにそのときの様子が思い出されます。

その方は今では立派な釣り師で、45センチオーバーのチヌでも顔色一つ変えませんが、「あの魚拓は特別です。」と言い切ります。

「大きな魚じゃないと魚拓をとる価値などない!」と思っている方がいるとすれば、それは間違いです。

自分で記念にしたければ、たとえ15センチのメバルでも良いのです。

人に自慢するために、魚拓をとりますか?

私は20年以上も前の東京に転勤で行っていたときに京浜運河で釣った18センチのキビレの魚拓を額に入れています。
丁度30歳の誕生日の日に、悪天候の中一人で京浜運河に行って釣れた唯一のサカナでした。
雷は鳴るし、大雨に打たれながら釣れたたった1匹の僅か18センチのキビレですが、今でも私なりの宝物です。

知り合いが私の部屋に来ると、この魚拓を見てはニヤニヤします。

でもね・・・・!
このたった1枚のの魚拓には色々とあるんです。
人には語りたくないことも含めて・・・・ね。








posted by ジャズフィッシュ at 08:52 | 福岡市近郊の釣り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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