とはいえ、釣具を持たずにです。
釣具を持たずに、釣り場に行くのは、なかなか忍耐が要ることなのです。

クルマを止めるすぐ横で、年配の方がモエビをエサにメバルを釣っていました。
メバルの大きさは、極小サイズの5〜6センチ!
ビニールバケツに10匹ほど活かしていましたが、
まるで、金魚のようでした。
ですが、細めのウキを使って、なかなか面白そうでした。
個人的にはこんな釣りが大好きです。
釣りをしない方ほど、大物を釣るのが凄いと思っていますが、
それは大間違いです。
小物ほど、研ぎ澄まされた神経を使うものです。
道具や腕の良し悪しが出ます。
恐らくこの年配の方は釣り歴は、相当なものでしょう。
ウキや竿が違います。
ここ10年やそこいらの釣り人でないことは、わたしは一目でわかります。
さて、いつもの場所には、釣り人がいました。

奈多漁港の常連さんであれば、ここがどこかお分かりですね!
そうです。
大波止の付根にある右に少しだけ突き出た防波堤ですね。
この方は、1本は投げ竿でカレイ狙い。
1本は手持ち竿で、プラグでルアー・ヒラメをやっていましたが、
「ウンとも、スンともいわない」と、ぼやいていました。
「2〜3日前はここで、ルアーでヒラメが釣れたらしい。」といわれていましたが、私はその言葉に凍てついて、絶句しました。
船釣りで船頭が、「今日は釣れないな〜!」という言葉と、ほぼ同義語ではないでしょうか?
今日は釣れないのではなく、いつもたいてい釣れないはずですし、
2〜3日前に釣れたなど・・・・!
すいません!
歳をとると、疑り深くなって、人の言葉を正直に信用しなくなっています。
私も若い頃、2〜3日前に●●●が釣れたと聞いては、現地に向かいましたが、1度たりともいい思いをしたことがありません。
情報は、常にリアルタイムでないと意味がありませんし、
海の状況は今日と明日では違いますから、アテにはなりません。
魚の種類にもよりますが、回遊魚など今日は入れ食いで明日はボウズなど、当たり前の世界です。
気候、水温、潮、風など要因でどんどん変わります。
くれぐれも、情報は判断するときに魚種による判断をお忘れなく!
でないと、痛い思いをしますぜ!