個人の釣り具屋がメッキリ少なくなった

 私が、東京に転勤して福岡に戻ってからはや20年になる。

私も30歳そこそこだった。

須崎埠頭も冬になると、カレイはいくらでも釣れていたし、箱崎埠頭に至っては、もはや伝説ではないかと疑うほどカレイが釣れていた。

姪浜漁港でも、メイタ〜チヌはたくさん釣れていたし、今思えばサカナが少なくなったものだ。

沖防に渡す「あさひ丸」という船がベイサイドプレイスの先端の博多埠頭からも出ていた。確か、船長は伊藤さんだった。

私は、赤灯台によく渡り、ここでチヌ釣り・チヌの落とし込み釣りを学んだ。

あるとき、仲良くなった方の竿を見て自分で4・5メートルの渓流竿にリールシートをつけ、ミニクロガイドをつけて、自作した竿をもって沖防の荒津に近い白灯台で試し釣りをして、モエビをエサに40センチオーバーのアイナメを釣った。

あれから、随分と歳月が流れて、もはやアイナメなど博多湾の湾奥では姿すら見なくなった。

須崎には宮田釣具とたつみや釣具があるが、その間に泉釣具というのがあった。
愛想の良い奥さんがいて、私は専らここでエサを買っていた。

今のように正月からどこでも店が開いていない時期は、私も元旦から須崎埠頭にカレイを釣りに行った。

この泉釣具の娘さんが、振袖を着てアオムシ100グラムをフードパックに入れてくれた記憶が今でも蘇る。
「あけましておめでとうございます!」「頑張って釣ってきてくださいね!」などと、これまた愛想の良い娘さんだった。

お婆ちゃんもいて、女性3代で釣り具屋を切り盛りしていたが、10数年前に店をたたんだ。

私は、当時チヌ釣りに狂っていて、4月の前半に荒津のオイルセンターで釣った38センチのチヌの魚拓を泉釣具に貼ってもらった。
大きさから言えば、全くたいしたことはない。
がしかし、博多湾の湾奥で4月初旬に釣れたのが、驚きだった。

奥さんは喜んで貼ってくださったのだが、その年に閉店した。

なんとも、いたたまれない気分であった。
女性3代でやっていただけに、ひそかに応援していたのだが・・・!

あれから、15年は経つのかな〜?
サカナも少なくなったが、個人の釣具屋も少なくなった。

私がよく通っていた、愛宕の古賀釣具・姪浜の西善・箱崎の古賀釣具
そういえば、福浜団地のところにも釣り具屋があったがなくなった。

今昔物語ではないが、もはや今は昔・・・・という感じだ。

個人の釣り具屋で椅子に腰掛けて釣り談義をしている方からいろいろと教えていただいたものだ。

あの風景は今はない。

自転車でふらりと釣りをすれば、チヌやスズキが狙えるポイントも今は金網で立ち入り禁止になぅている。

たった20年で博多湾はすっかり変わってしまった。
すっかり「釣れない海」と化した。

人工島のせいにする方も多いが、そればかりではなかろう。
そんなに、単純ではない。
玄界灘のカナギすらいなくなったのだ。

温暖化のせいでカレイ・アイナメなどはほとんどいなくなったし、メバルも少なくなった。
ハゼなど、捨てるほど釣れていたのに、最近は数も少ない。

地上でも様変わりしたが、海も様変わりした。

釣りをしない方は全くわからないだろうが。
        
posted by ジャズフィッシュ at 01:08 | Comment(0) | 福岡市近郊の釣り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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