釣りの話にホラはつきものかもしれないが、許されるホラ話と許しがたいホラ話とがある。
先日知人から、「須崎埠頭で、親戚が大きなメバルを7〜8匹釣っていました。」と聞いたものの、その話がほとんどウソにしか聞こえないのである。
毎日、釣り場に行くわけでもないし、本当かもしれないが、ここ4〜5年メバルを専ら狙っている私としては、ほとんど信じられない話である。
15センチのメバルですら、ほとんどいないのに、その知人が両手で示したサイズは25センチほどもあった。
博多湾内で、25センチのメバルが釣れるとしたら、金を払って船に乗って東浜の西部ガスのあるパイプがたくさんある箇所を夜に、ルアーで攻めるぐらいでしか聞いたことも、見たこともない。
失礼であるが、メバルはいれば釣るのに難しいわけではない。
夜釣りであれば、青虫でも、十分すぎるほど、釣れる。
ただし、そこに、メバルがいればの話である。
メバルがいなければ、釣りにはならない。
それだけのお魚だ。
私は、行く度びごとに、半夜釣りでメバルを狙う。
去年から、さっぱりである。
25センチのメバルが7〜8枚も釣れたなど、行きつけの埠頭なのに信じられない!
時折、こんな馬鹿な話をして、夢を持たせる輩もいるが、はっきり言ってありがた迷惑である。
こんな話を聞いて、じっとしていられないからである。
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